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最終更新日:2026年1月9日

特別展 語る武具 ~ARMOUR & STORIES~

特集

刀剣、鎧、甲冑、火縄銃、馬具など、江戸時代以前の歴史のあゆみの中で戦いの道具である武具が作られ、使われてきました。長い年月を経て、多くの人々の手に渡る中で、武具たちにはさまざまな「物語」―由来、伝来、逸話、伝承―が生まれ、武具とともに伝わっています。今回の特別展「語る武具〜ARMOUR&STORIES〜」では、武具たちの古美術品としての美しさとともに、それらが語る「物語」に注目しながら紹介していきます。

展示の冒頭では、さまざまな武具を紹介します。刀剣や甲冑以外にも戦いの道具は数多くあります。武具の多様なすがたを紹介するとともに、分解したすがたも見ていただけるようにします。通常では見ることが少ない武具のパーツのかたちを楽しんでもらうとともに、独特の部分名称について知ってもらうことができるでしょう。

続いては、武具が生み出され、今に伝わるまでのすがたを、その過程で発生した物語とともにみていきます。それは作り手や持ち主の物語でもあります。時に使う者として、あるいは守り伝える者として、さまざまな人びとが関わっていくことになります。そこに込められた想いを知ることで、武具の魅力に近づいていただきます。

最後に、武具と武士の関係について考えていきます。武具は武士だけのものなのか、武具を持っているのは武士だけなのか、江戸時代に焦点をあてて、その問いにアプローチしていきます。少しなじみにくい武具ですが、「物語」を入口にすることで興味深い世界へお誘いしようというのが本展示の目的です。

この展示では、造形作家の野口哲哉さんに協力いただきます。甲冑を身にまとう人物を題材に、人のあり様や営みを表現している野口さんは、甲冑に対する豊富な知識と深い造詣をお持ちであり、それをアートというかたちで活用しています。野口さんの視点を展示に加えることで、マニアックなだけではない、より豊かなものを語る武具のすがたに触れていただければと思います。

(主任専門学芸員 御厨 義道)

銀小札紺糸威二枚胴具足(分解) 石清尾八幡宮蔵 当館保管

特別展「語る武具〜ARMOUR&STORIES〜」関連行事(香川県文化芸術新人賞記念事業)

トーク・イベント(聴講無料・要事前申込)◎「野口哲哉と『語る武具』」(仮)

日時

10月24日(土)13:30〜15:00

会場

地下1階 講堂

話者

野口哲哉氏、
御厨義道(当館主任専門学芸員)

定員

100名

申込期間

9月25日(金)〜
定員になり次第終了

トーク・イベント(聴講無料・要事前申込)◎「歴史と物語」

日時

11月14日(土)13:30〜15:00

会場

地下1階 講堂

話者

野口哲哉氏、野口一朗氏、
平賀大介氏

定員

100名

申込期間

10月14日(金)〜
定員になり次第終了

トーク・イベント、学芸講座の申込方法

電話、はがき、FAX、「かがわ電子自治体システム」(※)を利用したインターネットからできます。はがき、FAXの場合は氏名、電話、行事の名称を明記してください。

申込先

〒760-0030 高松市玉藻町5番5号
香川県立ミュージアム学芸課 TEL.087-822-0247 FAX.087-822-0049

※「かがわ電子自治体システム」を利用する場合

香川県ホームページ「電子申請・施設利用申込」

香川県ホームページ「お役立ち情報」の「かがわ電子自治体システム」から「電子申請・届出サービス」をクリック。

展覧会情報

特別展示室、常設展示室4・5 特別展「語る武具~ARMOUR&STORIES~」

10月24日(土)~12月6日(日)

開館時間

9:00~17:00
(入館は閉館の30分前まで)
※10月24日、31日、11月7日、14日、21日、22日は19:30まで開館

休館日

月曜日
11月23日(月・祝)は開館、
翌24日は休館

観覧料

1,000円、前売・団体:800円
※高校生以下、65歳以上、身体障害者手帳等をお持ちの方は観覧料無料

※関連行事は、新型コロナウイルスの感染状況によって開催方法の変更や延期・中止などの場合があります。当館HPなどで最新情報をご確認ください。