名品選

最終更新日:2026年5月20日

黎明讃岐路四国霊場八十八番大窪寺
えいめい さぬきじ しこくれいじょう はちじゅうはちばん おおくぼじ

作者
平山郁夫(ひらやま いくお、1930-2009)
時代
平成6年(1994)
品質・員数
紙本彩色 1面
法量(cm)
縦172.0 横546.0
分類
絵画(国内)
収蔵番号
BK1#00259

解説

連なる山々の霞から太陽が柔らかく光を放ち、大窪寺とその周囲を明るく照らす様を表す。香川県さぬき市にある大窪寺は、矢筈山(やはずやま、標高788m)と女体山(にょたいさん、標高761m)を背景に構える四国八十八ヶ所霊場の最後の札所である。平成4-6年(1992-1994)の間に4度香川県を訪れて数々のスケッチを描き、小下図・大下図で構成や色を決め、本制作に取り組んだ。本作は3年の歳月をかけて完成した。このとき香川県の各所を取材し、制作した作品は30点余に及ぶなかで、本作は再興第79回日本美術院展(院展)に出品した作者の代表作である。
作者は広島県瀬戸田町(現・尾道市)生まれ。昭和27年(1952)、東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科を卒業し、のちに日本文化や仏教の源流を探求する絵画を数多く描いた。