名品選

最終更新日:2026年5月20日

バンス
ばんす

作者
木村忠太(きむら ちゅうた、1917-1987)
時代
昭和39年(1964)
品質・員数
油彩、カンヴァス 1面
法量(cm)
縦121.0 横121.4
分類
絵画(海外)
収蔵番号
BK1#00945

解説

1枚の絵の中に、色や形を重ねるように描かれている。色面の上の層や下の層に時計台や棕櫚(しゅろ)の葉、リンゴの木が見え隠れし、時の移り変わりや空気感までも感じられそうである。フランスを制作の拠点とし、同国に永住した作者が、フランス南西部に位置するニース近くの避暑地を描いたものである。
作者は香川郡栗林村(現・高松市)生まれ。昭和5年(1930)、香川県立工芸学校(現・香川県立高松工芸高等学校)に入学。昭和18年、帝国美術学校(現・武蔵野美術大学)に通う。戦時には2度の召集を体験し、終戦を経て昭和28年に渡仏。昭和45年、フランスの美術展覧会「サロン・ドートンヌ」会員に迎えられる。昭和59年、フランス政府より芸術文芸騎士勲章を贈られる。