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最終更新日:2026年1月9日

Vol.41 展示室だより

展示室だより

常設展示室 2 アート・コレクション 人の姿 I -顔-

7月24日(火)~10月8日(月・祝)

※8月28日(火)から一部作品の展示替があります。

本展では、人物をテーマにI期・II期にわたって当館の所蔵品を紹介します。芸術家にとって、人物は最も身近なモティーフの一つです。鏡に映った自分の顔を描いたり、家族・友人といった身近な人をモデルに描いたり…。その中でもI期でとりあげる顔は、芸術家を惹きつけてやみません。目・鼻・耳・口といった共通するパーツで出来ていながら、誰一人として同じものはない顔。表情や視線からは、いったいどういう人だったのだろう、どうしてこんな表情をしているの?と想像が膨らみます。一番身近にあるけれど、見れば見るほど引き込まれる「顔」の世界をどうぞお楽しみください。

(学芸員 瀧上華)

出水徹《レッドアゲインストブルー》1997年 当館蔵

ミュージアム・トーク

日時

8月4日(土)、9月22日(土) 各13:30〜

常設展示室 4・5 明治150年関連企画 アート・コレクション 香川工芸 明治譚

7月28日(土)~9月24日(月・祝)

さあさあ皆様、御立会い。時は明治。二百七十余年の鎖国を終えた日本は、文明開化と共に新しい時代の幕開けを迎えた。日本文化が諸外国へ紹介される一方で西洋文化の波は国内へ押し寄せ、社会全体が大きく変化を成し遂げた。江戸時代に領主の庇護のもとその技が磨かれた武具や高価な茶器においても、明治維新を迎えて需要が激減し、新時代の「工芸」は輸出産業にひとつの活路を見出した。折しも殖産興業が叫ばれ、国を挙げての産業振興を背景に工芸は近代への道を歩み始めたのだった。

香川県においては、高松藩御抱えの甲冑師であった金工の明珍宗春はもとより、明治2年に没した玉楮象谷の末裔、蔵黒、雪堂、藤川の名を継ぐ黒斎、蘭斎、「百花園の俊傑」たる石井磬堂ら漆芸の匠たちもこの激動の時代を生き、今に繋がる香川工芸の礎を築き上げた。ここに示すのは香川工芸の昔語りであり、近代工芸の始まりの物語である。

(主任学芸員 一柳友子)

明珍宗春「鳳凰文鉄香炉」明治時代 当館蔵
撮影:高橋章
藤川蘭斎「堆黒香炉台」当館蔵 撮影:高橋章

ミュージアム・トーク

日時

8月11日(土・祝)、9月8日(土) 各13:30〜