Topic「日本建築の自画像探求者たちの もの語り」2019年美連協大賞奨励賞受賞
昨年度、香川県立ミュージアムで開催した「日本建築の自画像 探求者たちの もの語り」が、2019年の美連協大賞奨励賞を受賞しました。美連協大賞は、全国の美術館が加盟する美術館連絡協議会(美連協)が、年度毎に開催された展覧会の中から優れた企画等を顕彰するものです。

カタログ 2019年
香川県立ミュージアム制作
審査員講評
「日本建築」のイメージを、建築史家・建築家・地域の人々という3つの視点から構成し、それらを取り巻く時代背景や思想に基づき、瀬戸内や沖縄といった地域から見える「日本」のあり様にも目を向けている。資料性が高く、地方美術館の総力を結集して「日本建築」とは何かを再検証した意欲的な企画である。
(美術館連絡協議会事務局 編集・発行
「美連協ニュース no.146」2020年5月号14頁より抜粋)
展覧会担当者からのコメント
創られたイメージとしての「日本建築」と、歳月を重ねた地域からにじみ出る「日本建築」の対比に対して、評価していただいたと勝手に思い込んでいます。多くの協力者の方々に感謝申し上げ、スタッフの献身的努力に敬意を表します。
(県埋蔵文化財センター調査課長(兼)資料普及課長 佐藤 竜馬)
今回の受賞は、建築が存在する場所、地域からの視点が評価されたと考えています。その評価点である「地域」へのこだわりを今後も生かし、県内そして瀬戸内周辺の地域と寄り添いながら活動してまいります。展示会は一過性のものですが、その「資産」を館として蓄積・活用させていかねばと思っております。
(主任専門学芸員 渋谷 啓一)
建築そのものではなく、時代背景や風土との関連性を追求する展示でしたが、一定程度共感いただけたようであり嬉しく思います。
(主任文化財専門員 信里 芳紀)
美術担当として未知の分野に飛び込んだ建築展。新鮮で、大変でもありました。それだけに今回の受賞はとても嬉しく励みになります。お世話になった皆様にお礼申し上げます。
(専門学芸員 一柳 友子)