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最終更新日:2026年1月9日

Topic 県立ミュージアムの新型コロナウイルス対策

トピック

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、当館では3月2日よりミュージアムトーク等の館内行事を中止するとともに、施設の利用を体験学習室(3月9日)、図書コーナー、ミュージアムショップ等(3月18日)休止するなどの感染予防対策を講じながら開館を継続しました。そのような中で4月11日より春季特別展「白馬のゆくえ」が開展することになり、体調不良や県外からの方々に利用を控えていただき、マスク着用や咳エチケットの励行など来館者の方々へ協力をお願いするとともに、社会的距離確保のサイン表示やこまめな館内消毒などの感染防止策を実施しました。

その後、県内では4月12日から13日の2日間で15名の感染が確認されるなど急速な感染拡大がみられ、4月14日には県独自の「香川県緊急事態宣言」が発令されるなか、4月16日には新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象の区域が全部道府県に拡大され、4月18日には臨時休館となりました。

5月5日に開催された県新型コロナウイルス対策本部会議において4月21日以降で県内の感染者が確認されていないことを踏まえて、適切な感染防止対策を講じた上で順次開館していくことが決定され、当館も5月9日より再開館に漕ぎつけました。

再開館にあたっては、休館前の取り組みに加えて、密接を避けるためのサイン表示を増やし、スタンプやタッチパネルの一時撤去、消毒機会を増加させるなどの感染対策を強化しました。

社会的距離確保のサインと飛沫防止のアクリル板設置(2階受付)

現在も5月15日に発令された「香川県感染警戒宣言」における「感染警戒期」(2020年8月25日現在)であることを十分に踏まえ、体験学習室等の利用休止や研修室、講堂の利用人数制限、一部館内施設の利用制限、接触箇所の消毒等の感染予防対策を継続しています。

(主任文化財専門員 信里 芳紀)

表 当館の動きと社会の動き(2月〜5月)(主任文化財専門員 信里 芳紀、専門職員 高木 理光)

地域連携 香川県美術展覧会と小林萬吾

第85回香川県美術展覧会(県展)が中止となりました。戦前、戦中に二度の中止がありましたが、それ以降連綿と続いてきた歴史が途切れたのです。つくる人もみる人も、楽しみにしている方が大勢いらっしゃる中、大変残念なことでした。逆に考えると戦争で中止になった時と同じぐらいの未曾有の出来事が今年は起きてしまったのです。ぜひ、来年度には開催できる状況になっていてほしいものです。

さて、歴史ある県展ですが、特別展「白馬のゆくえ」の主人公、小林萬吾と深いつながりがあります。実は萬吾は県展創設に指導者として携わっていたのです。何人もの県出身の若者が萬吾を訪ね、薫い教わる中、「香川の美術を育てる」という県展の意義を説き、若者の出品へとつなげていったのです。現在の「アート県かがわ」につながる土台をつくったといっても過言ではありません。

ですので、この特別展には県展実行委員会に、協賛という形を取っていただきました。絵画(洋画)部門に依頼し2本の動画ができました。ぜひご覧ください。

(主任専門職員 櫻木 拓)

小林萬吾と香川県美術展覧会

香川県美術展覧会関係者が語る小林萬吾像