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最終更新日:2026年1月9日

ミュージアムガイダンスvol.42「刀剣」の手入れについて

ミュージアムガイダンス

物館や資料館で刀剣が展示されているのを見たことがある人は多いと思います。錆防止や、状態を保つため定期的な手入れが必要である点が刀剣の特徴です。当館では現在、展示の有無に関わらず、1点あたり1年に1回ずつのペースで刀剣の手入れを行っています。

では、実際にどのような形で手入れをしていくか見ていきましょう。今回は当館で行っている手入れの方法を紹介します。まずは、とても肌触りの良い上質なティッシュを使い、刀身の油等を拭います。最初の方は汚れや前回手入れ時の油が刀に付着しているので、頻繁にティッシュの面を変えます。前回手入れ時に塗った油も、錆の原因になるので、綺麗に拭き取ります。それを何回か繰り返し、刀身が綺麗になったら、次は特殊な布で仕上げ拭いをします。打ち粉を使って、拭く時もあります。最後に、錆防止のために刀剣用の油を適量塗ります。油の量を多すぎず少なすぎず塗るのが難しいところです。以上が手入れの一連の流れにな理ます。刀剣には刀や太刀、脇指、鎧などがありますが、基本的に手入れの方法は変わりません。

このように手入れを行っていきますが、手入れを始めようと、いざ刀剣を手に持つと、なかなか緊張するものです。今後も継続的に刀剣の手入れを行い、いつでも展示できるよう準備しておきたいと思います。

(学芸員 川邉 優佑)

鞘から刀身を抜く筆者
刀身の汚れを拭き取る様子