ミュージアムガイダンスvol.43 コロナ禍の中の団体見学 ~小学校の団体見学を例に~
当館は団体見学の中でも小学校の校外学習での来館が多く、令和元(2019)年度は29校(約2,000人)にご来館いただきました。
令和2年度の春、新型コロナウイルス感染症が拡大すると校外学習が減り、当館も臨時休館となりました。
再開にあたり特に気をつけたことは、社会的距離の維持です。少人数を保つため、職員1人あたり10人程度のグループに分かれて展示案内をするほか、全体で50人を超える場合はワークシートを準備してグループごとに館内をめぐり、展示室で職員が質問を受ける方法をとりました。
静かな1学期が過ぎ、夏休みに入ると見学の問い合わせが増えてきました。「コロナ禍の中でも、体験活動をともなった学習を児童たちに提供したい。」小学校の先生方のこんな言葉を聞いて、当館での学習が必要とされていることを改めて実感することができました。
2学期になると見学が徐々に増え、最終的に令和2年度の小学校の来館数は21校(1,071人)で、小規模校が増えました。さらに、主体的に課題を探求する児童の姿に、先生方が驚くこともありました。
今年度もコロナ禍が続いています。現在は各小学校専用のワークシートを作成し、郷土の歴史や文化に関心を持ってもらうよう、引き続き取り組んでいます。
(主任専門職員 森 顕博)
