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最終更新日:2026年1月9日

Vol56 展示室だより

展示室だより

常設展示室2 アート・コレクション 20世紀の美術II – 版画の世界 3月

3月23日(水)~5月8日(日)

当館所蔵の西洋美術コレクションから、今回は版画の装丁に注目してご紹介します。

版画はもともと印刷物として画像を複製するために発明された技法で、新聞や書籍に多く使われてきました。ワシリー・カンディンスキー《響き》やマルセル・デュシャン《大ガラス》関連作品は豪華本として出版された書籍ですが、読書をするための本とは違い、挿絵の一つ一つが鑑賞に堪える版画作品として刷り上げられ、装丁は大変凝ったつくりです。

一方、一枚の絵として観賞するための繊細な版画作品も生まれ、その額装にはしばしば工夫が見られます。パブロ・ピカソ《ギターを持つ男》は画面サイズが小さいため、額装に余白を大きくとり、作品の存在感を際立たせています。ベン・シャーン《詩人》で目を引く木の素材感を生かした独特な額装は、家具デザイナーのジョージ・ナカシマが親友だったシャーンのために作った特別な額です。ナカシマ《コノイドチェア》と共にご覧ください。

(専門学芸員 一柳 友子)

《詩人》(右)と《コノイドチェア》(左) ※展示イメージ

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3月27日(日)13:30〜