Vol58 展示室だより
常設展示室2 瀬戸内の風物―島・港・くらし
9月23日(金・祝)11月6日(日)
香川県出身の紙版画家 井上員男(1932)の作品から瀬戸内の風物を紹介します。井上は昭和49年(1974)から52年まで、各地を取材し、「四国の漁港より」や「瀬戸内シリーズ」といった瀬戸内海の港や瀬戸内の風物をモチーフにした版画を制作しました。漁で取れたカレイを干す港の一隅や漁船が集まる港、港によって栄えた町などの風景が見いだされます。紙版画特有のモノクロームで表される風景は、瀬戸内の湿気や優しい波音を伝え、また港町に見る焼き板塀やナマコ壁、それらを照り返す明るい陽射しまでも思い起こさせます。
ぜひ、どこか懐かしく安らぎを覚える瀬戸内の姿をお楽しみください。
(主任専門学芸員 窪美 西嘉子)

昭和49年(1974) 当館蔵

昭和51年(1976) 当館蔵
関連イベント
ミュージアムトーク
10月1日(土)、11月3日(木・祝) 各13:30~