Vol.65 展示室だより
常設展示室1:夏休み子どもミュージアム 夏だ!旅に出よう!
7/19(土)~8/31(日)
7月・8月は夏休み!夏になると住むまちを離れ、遠くへ旅した記憶を思い出す大人も多いのではないでしょうか。子どもにとっては、行ったことのない場所へ行く機会が増える季節かもしれません。
本展では、旅にまつわる資料のなかでも特に、香川の観光地を紹介するガイドマップや、鉄道・船の路線図、観光地を写した絵はがきなどを紹介します。これらを見ると、鉄道や船が主流だった時代から屋島・栗林公園・琴平などが主要な観光地だったことや、今はなき塩田が香川を象徴する風景だったことなどがわかります。
かつての香川県の観光地はどのような景色で、その観光地までどのように移動していたのでしょうか。大人にとっては懐かしいものもあると思いますので、ぜひみなさんで一緒に、今と同じところや変化したところを話しながら見つけてみてください。
(専門職員 横山 達磨)
ミュージアム・トーク:8/11(月・祝)、8/31(日)
各回14:00~(30分程度)


常設展示室1:栗林公園開園150年記念栗林荘を歩く
9/5(金)~10/19(日)
特別名勝に指定され、毎年多くの人びとが訪れる栗林公園。近年は外国人観光客も増え、人気は世界へと広がっています。栗林公園は、江戸時代の大名庭園・栗林荘を引き継いでいます。その栗林荘の見どころを紹介した江戸時代の公式ガイドブックが「栗林荘記」。5代高松藩主松平頼恭は、自らも鉈をふるって栗林荘の整備を行い、各所の名前を整えました。その完成記念に、儒者の中村文輔に書かせたのが「栗林荘記」で、栗林荘の魅力がいっぱい詰まっています。園内の名所・名勝を余すことなくとらえた、魅力に満ちた文章は、読むと栗林荘を歩いているような気分を楽しむことができる内容になっています。
本展では「栗林荘記」の内容を紹介しながら、江戸時代の栗林荘を楽しみます。
(主任専門学芸員 御厨 義道)
ミュージアム・トーク:9/6(土)、10/11(土)
各回14:00~(30分程度)


常設展示室2 :アート・コレクションワールドツアー
8/6(水)~11/3(月・祝)
世界には多くの国や地域があり、それぞれに自然の眺めや、その土地に伝わる生活や習わしがあります。これまで画家たちは、世界の風景や生活に魅了され、作品に描いてきました。本展では、香川ゆかりの作家を中心に世界の風景等が描かれた絵画作品を展示します。作品を通して世界を旅してみませんか?
(主任学芸員 日置 瑶子)

ミュージアム・トーク:8/24(日)、9/13(土)、10/13(月・祝)
各回14:00~(30分程度)
常設展示室4・5:アート・コレクション 夜をたのしむ
9/5(金)~10/19(日)
夜をテーマにした作品には独特の心地よい静けさがあります。夜に活動する代表的な動物、ふくろうが登場する作品も、本展の見どころのひとつ。観る人それぞれの「夜」の記憶や感情に呼びかける、詩的で幻想的な空間をお楽しみください。
(専門職員 岡本 由貴子)

ミュージアム・トーク:9/15(月・祝)、10/19(日)
各回14:00~(30分程度)
収蔵品紹介:終戦直後の手紙
2025年は終戦80周年の節目に当たります。 本資料は、終戦から間もない昭和20年(1945)10月11日に、小学校の担任の先生から児童へ宛てて出された手紙です。
高松市花園町に住んでいたこの児童は、昭和20年7月4日未明の高松空襲で家が全焼したため、母親の実家がある善通寺町(当時)へ転居しました。その後、母親が先生に無事を知らせる手紙を送り、それに対する返信の手紙です。
手紙には、突然戦争に負けてしまい「一時はどうしてよいか分からず生きているのさえいやになって」ぼんやり過ごしたと書かれており、先生が価値観の転換に戸惑い、虚無感に襲われていた様子がうかがえます。しかし、次第に落ち着いて来たといい、今後の日本を再建するのは「あなた方青少年学徒」であるから「新しい意気で頑張って下さい」と続きます。
敗戦に際しての心情や、将来への希望が率直に記され、終戦直後の人びとの心情を垣間見ることのできる貴重な資料です。
常設展「昭和100年記念昭和の香川―人びとの暮らしとまちの変化」(会期:6/6(金)~7/23(水))にて展示します。
(学芸員 芝野 有純)
