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最終更新日:2026年1月9日

Vol.66 展示室だより

展示室だより

特別展 :第72回日本伝統工芸展

令和8年1月2日(金)~1月18日(日)

新春恒例となっているこの展覧会では、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門において、伝統技術を受け継いだ作家たちが、その技術をさらに磨き、現代の生活に合った新しいものとして制作した作品をご鑑賞いただけます。

今回の高松展では、重要無形文化財保持者(人間国宝)41名(内2名は香川県在住)の新作を含む、合計220点の作品を展示します。日本工芸会総裁賞を受賞した和泉香織さんをはじめとする入賞者、四国の在住者、香川ゆかりの作家の作品、さらに、ワークショップ「うるしにチャレンジ」で子どもたちが制作した漆芸作品も、展示予定です。

四国での開催地はここ香川のみ。日本の伝統技術を活かして生み出された、最新の作品をぜひご鑑賞ください。

(技師 青野 光留)

第71回日本伝統工芸展会場風景

開催情報

開館時間

9:00~17:00

会場

特別展示室、常設4・5室ほか

観覧料

一般700円、前売・団体(20名以上)560円
    (高校生以下、県内在住の65歳以上、障害者手帳・特定医療費(指定難病)受給
    者証・小児慢性特定疾病医療費受給者証等の提示者とその介護者は無料)

関連行事

・講演会

「日本工芸会総裁賞受賞記念 ガラス工芸の美と技(仮)」

1月17日(土) 13:30~15:00

講師|和泉香織(ガラス工芸家、日本工芸会総裁賞受賞者)

・プレミアムナイトツアー

1月10日(土)、1月17日(土)各日18:00~20:00

(詳細は当館ウェブサイトにてお知らせします)


常設展示室1:芝居がスキ!

10月30日(木)~12月20日(土)

アニメを取り入れたり、映画になったりと、何かと話題になる歌舞伎。「見てみたいな」と思いながらも、なかなか機会がないという方も多いのではないでしょうか。香川県は、現存する日本最古の芝居小屋である旧金毘羅大芝居「金丸座」(重要文化財)で、歌舞伎を鑑賞できることで有名です。近代的な劇場とは一味違った雰囲気が魅力で、多くの人が観劇に訪れます。しかし、かつては県内各地にも芝居小屋があり、プロの役者による興行や地域の人たちによる上演が盛んに行なわれ、後者は現在も農村歌舞伎として続いている地域があります。芝居好きが高じて歌舞伎役者となって活躍した琴平出身の中村ふく えん福円(1865~1921)という人物もいました。芝居が身近だった明治~昭和時代を中心に、収蔵資料などから、県内の芝居の歴史を紹介します。(専門学芸員 黛 友明)

「象頭山金毘羅全図」(部分) 江戸時代後期

ミュージアム・トーク:11/2(日)、12/14(日)


常設展示室1:日本伝統工芸展連携企画 冷静と情熱の工芸

令和8年1月2日(金)~1月18日(日)

窪田恒「雨だれの記憶」 昭和56年(1981) 撮影:高橋章

素材や造形の魅力がふんだんに備わる工芸。用の美を求めたり、あるいは用を超えた造形を求めたりと工芸の創造は拡大しています。本展では、漆工や金工などの工芸から、さまざまな角度で美が探究された作品を展示します。作者の技と思いが交錯する造形の魅力をお楽しみください。

(主任専門学芸員 窪美 酉嘉子)ミュージアム・トーク:1/10(土)*

常設展示室2:アート・コレクション カラフル

11月5日(水)~ 令和8年1月18日(日)

重田良一「黄と青のひろがり」 昭和46年(1971)

赤、黄、青…、私たちの周りには、さまざまな色があふれています。それぞれの色から、私たちは異な意味やイメージをつむ紡ぐことでしょう。本展では、香川ゆかりの作家による、色彩に満ちた作品を紹介します。(主任学芸員 日置 瑶子)

ミュージアム・トーク:11/24(月・休)、12/20(土)、1/11(日)*

常設展示室1:書の世界―宸しん 翰 か んを中心に

令和8年2月21日(土)~

重要美術品 「後柏原天皇宸翰 著到御懐紙」室町時代

天皇が自ら記した書を宸翰といい、南北朝時代には「しん かん よう宸翰様」と呼ばれる書風が確立しました。南北朝~江戸時代の宸翰を中心に高松松平家に伝来した書の名品を紹介します。格調高く個性的な書の世界をお楽しみください。

(学芸員 藤井 俊輔)ミュージアム・トーク:2/21(土)、3/29(日)

常設展示室2 :アート・コレクションモノクローム

令和8年2月21日(土)~

泥谷文景「雲烟」 昭和時代

単一の色、特に黒と白を基調としたモノクロームの世界は、色彩を排したことでかえって奥行を増し、見る人の心に静かに響きます。限られた色による表現の工夫や、モノクロならではの作品を紹介し、色を超えた表現の可能性を探ります。(専門職員 岡本 由貴子)

ミュージアム・トーク:3/7(土)、3/22(日)


常設展示室4・5: アート・コレクション現代書・美の競演

令和8年2月21日(土)~

小森秀雲「沙羅」 平成元年(1989)

ユネスコ無形文化遺産の提案候補に選ばれた「書道」。筆、墨、紙、すずり硯などを用いて漢字やかななどの文字を表し、古の名筆にならう伝統の書から、大胆に気持ちを表現する前衛の書までさまざまです。当館が収蔵する現代の書家が表現した書をご覧ください。

(主任学芸員 日置 瑶子)

ミュージアム・トーク:2/23(月・祝)、3/1(日)

※ミュージアムトークは各回14:00~(30分程度)。ただし*のついている日は14:30~