展覧会

最終更新日:2026年2月6日
常設展
開催中

書の世界 -宸翰を中心に

2026年2月21日〜4月3日
常設展示室1

重要文化財をふくむ、高松藩主松平家に伝来した天皇の書を一堂に紹介

天皇が自筆で記した書を宸翰や宸筆といいます。鎌倉時代末~南北朝時代にかけて書に優れた天皇が続き、「宸翰様」と呼ばれる独特の書風が成立しました。将軍の代理として藩主がたびたび朝廷の儀式に参列した高松松平家には、初代藩主頼重と後水尾天皇との交流を物語る宸翰など、南北朝時代~江戸時代の天皇9代の宸翰が伝来しています。格調高く、個性的な宸翰の世界をお楽しみください。
常設展「書の世界ー宸翰を中心に」ポスター

会期

2026年2月21日〜4月3日

開館時間

9:00~17:00(入館は16:30まで)
※特別展会期中は夜間開館日がございます。詳しくはカレンダーをご覧ください。

休館日

月曜日(月曜日が休日の場合は、原則として翌火曜日)

会場

常設展示室1

観覧料

一般500円(20人以上の一般団体は400円)
※特別展会期中は特別展観覧券でご覧いただけます。

開催組織

香川県立ミュージアム

作品情報

重要文化財「花園天皇宸翰御消息(はなぞのてんのうしんかんおんしょうそく)」 正慶元年(1332)

花園天皇自筆の書状で、元弘の乱を鎮めるために行われた祈祷の準備について、弟の尊円法親王(そんえんほっしんのう)に宛てたとみられる書状。内容などから考えて国宝「三朝宸翰」(前田育徳会蔵)と一連のものと考えられている。水戸藩2代藩主徳川光圀(みつくに)から兄である高松藩初代藩主松平頼重へ贈られたとされる品の一つ。

花園天皇(1297~1348)

鎌倉時代に2つに分かれた皇統のうち持明院統(じみょういんとう)の伏見天皇の第3皇子。和漢の学問や仏教を深く学んだほか、書の名手としても知られる。

重要文化財「光厳天皇宸翰御奉納心経(こうごんてんのうしんかんごほうのうしんぎょう)」 延元元年(1336)

伊勢神宮、石清水八幡宮、春日大社の三社に奉納するために光厳上皇が書き写したもの。奥書おくがきには衆生(しゅじょう)の救済などの奉納理由が書かれている。写された時期は足利尊氏が九州から京へ向けて進撃している最中であり、上皇が北朝を開く直前にあたる。水戸徳川家から高松松平家に贈られたとされる品の一つ。

光厳天皇(1313~64)

持明院統・後伏見天皇の第1皇子。元弘の変(1331)で隠岐へ流された後醍醐(ごだいご)天皇の後をうけて即位したが、鎌倉幕府の滅亡後、後醍醐天皇の復帰により退位。後に足利尊氏の陣営に迎えられ北朝を開いた。

(3巻のうち伊勢神宮奉納心経)

重要美術品「後水尾天皇宸翰御加筆(ごみずのおてんのうしんかんおんかひつ)」 延宝3年(1675)

隠居(いんきょ)して龍雲軒源英(りゅううんけんげんえい)と称した松平頼重が、隠居の際の思いを漢詩に詠(よ)んで後水尾上皇に書き送ったところ、年長の上皇が自身の心境を詠んだ和歌を詩の行間に書き加えて応じたもの。

後水尾天皇(1596~1680)

後陽成天皇の第3皇子。和歌をはじめとする学問や仏教にすぐれた。松平頼重は天皇から和歌の添削指導を受けるなど交流が深かった。

すべて当館蔵