展覧会

最終更新日:2026年10月1日
常設展
開催中
常設展

刀のいろは

2026年10月2日~12月20日
常設展示室1

刀に親しむ入口となる、基本的な事項について実物で紹介

日本を代表する工芸品のひとつである「刀」はくわしくは知っていなくとも惹きつけられる、不思議な魅力をもっています。一方で「刀」を説明するための用語が独特なため、興味があっても近寄りがたいという印象をもつ人も多いでしょう。
本展では、「刀」に親しむための入口となるよう、基本的な事項の「いろは」を、収蔵品を通じて紹介していきます。
あわせて、金刀比羅宮のご協力により、令和7年度に国の補助のもと研磨を実施した重要文化財「太刀(たち) 長光(ながみつ)」「太刀(たち) 伝師光(でんもろみつ)」を特別公開します(研磨後初公開)。

会期

2026年10月2日~12月20日

開館時間

9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日

10月5日(月曜日)、13日(火曜日)・16日(金曜日)~21日(水曜日)、26日(月曜日)、11月2日(月曜日)、17日(火曜日)~19日(木曜日)、30日(月曜日)
12月1日(火曜日)~2日(水曜日)、14日(月曜日)

会場

常設展示室1

観覧料

一般:500円 / 一般団体(20人以上):400円
※特別展の会期中は特別展観覧券でご覧いただけます。
※高校生以下の方、香川県内在住の65歳以上の方、障害者手帳・特定医療費(指定難病)受給者証または小児慢性特定疾病医療費受給者証等の提示者とその介護者の方は無料(証明するものをご提示ください)
※12月3日(木曜日)は「香川県民の日」のため観覧料無料

開催組織

香川県立ミュージアム

作品情報

重要文化財 太刀(たち) 元重(もとしげ) 南北朝時代 当館蔵

備前長船の名工が造った太刀

 高松松平家に伝わった太刀。数々の名刀を生み出した刀の産地、備前長船(びぜんおさふね)で活躍した刀工の一人である元重の銘(作者の名前)がのこる。長い太刀を短くしている(これを磨(す)り上(あ)げという)が、当初の姿の名残をのこしている。
 高松松平家とゆかりの深い紀伊徳川家から贈られた品であり、大事に伝えられた。
 銘は「元重」。

脇指(わきざし) 長曽祢虎徹(ながそねこてつ) 江戸時代 当館蔵

(銘と刀身彫の部分)

よく知られた刀工虎徹の作品

 長曽祢虎徹の刀は、時代劇や時代小説にもたびたび登場し、「こてつ」は広く知られた刀工の一人であろう。本作は作刀とともに、刀身彫(とうしんぼり、刀身の彫刻)も同人が施している品である。裏には試し斬りをしたことが刻まれている点も興味深い。
 高松藩家老家に伝来した。
 銘は「同作彫之(どうさくこれをほる)長曽祢(ながそね)興里(おきさと)虎徹(こてつ)入道(にゅうどう)」。

月に兎図鐔(つきにうさぎずつば) 江戸時代 土屋安親(つちややすちか) 高松松平家歴史資料

シンプルながら、調和のとれた美しい構図

 江戸時代中期に活躍した金工師・土屋安親の作品。高松松平家に伝来した。
 空に浮かぶ月とそれを見上げる兎を透(す)かし彫(ぼ)りで表し、かたわらに樹木とも草ともつかない植物を浅く彫り出している。全体が調和のとれた配置となっており、簡素な表現ながら主役の月と兎が織りなす情景を見事に描き出している。
 銘は「安親」。

関連イベント

学芸講座「斬る刀―実用具としての刀剣」

担当学芸員が刀を「斬る」という面からお話しします! ※要事前予約、無料

日 時:2026年11月29日(日曜日) 13:30~15:00(13:00開場)

会 場:研修室(地下1階)

定 員:72名(要事前申込・先着順)※申込者多数の場合は会場を変更することがあります。

申込方法:電話(087-822-0247)またはイベントページ申込フォーム

ミュージアム・トーク

担当学芸員が展示内容についてわかりやすく解説します! ※無料(要観覧券)

日 時:2026年10月11日(日曜日)、11月3日(火曜日・祝日)、12月12日(土曜日)いずれも14:00より30分程度

会 場:常設展示室1(2階)