展覧会

最終更新日:2026年5月18日
常設展
予告
アート・コレクション

アート・コレクション 香川ゆかりの作家たち

2026年5月23日~7月12日
常設展示室4・5

アート・コレクション

本展では、当館コレクションのうち、近年収蔵された香川にゆかりのある作家たちの作品を紹介します。同郷の猪熊弦一郎(いのくま げんいちろう)に師事し、後進を指導しながら活躍した江戸健(えど けん 1927-2017)、社会への不満を抱える現代人の本音を歴史上の人物の姿を借りて、独自の解釈で現代社会を風刺した西岡茂八郎(にしおか もはちろう 1927-2024)、郷土や人間の土俗的な情念を描いた谷本重義(たにもと しげよし 1929-2022)など、香川の風土と関わりを持ちながら個性豊かな芸術性を発揮した作家たちを紹介します。初公開作品10点とともに、香川県を訪れて描いた日本画家平山郁夫(ひらやま いくお 1930-2009)の大作「黎明讃岐路四国霊場八十八番大窪寺(れいめいさぬきじしこくれいじょうはちじゅうはちばんおおくぼじ)」もあわせて展示します。

会期

2026年5月23日~7月12日

開館時間

9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日

会場

常設展示室4・5

観覧料

一般500円(20人以上の一般団体は400円)

※高校生以下の方、香川県内在住の65 歳以上の方、障害者手帳・特定医療費(指定難病)受給者証または小児慢性特定疾病医療費受給者証等の提示者とその介護者の方は無料(証明するものをご提示ください)

開催組織

香川県立ミュージアム

作品情報

江戸 健(えど けん 1927~2017)「海は魔物よ」1990 年(平成2)194.0×356.0 ㎝

 丸亀市生まれ。1948 年(昭和23)香川師範学校卒業。1951 年武蔵野美術学校退学後、猪熊弦一郎に師事した。1969 年新制作協会展新作家賞を受賞。1975 年渡仏し、1980 年フランスの歴史的な美術公募展「サロン・ドートンヌ」の会員となる。2002 年(平成14)香川県教育文化功労者表彰。本作は作者制作最大の油彩画。深い海への不安感を駆り立てつつも青の世界の美しさが際立つ。

西岡茂八郎(にしおか もはちろう 1927~2024)「ニッポンシリーズ95-37与謝蕪村はうどんが好き」1995 年(平成7)53.0×41.5 ㎝

 高松市女木島生まれ。香川大学卒業。教員を務めながら制作活動を行ってきた。1966 年(昭和41)から画題として取り組んできた〈ニッポンシリーズ〉は、歴史上の登場人物を描いてきた。西岡が描く秀吉や家康、葛飾北斎などはユーモラスな表情のなかに人物の外見上の特徴や内面描写、性格までをも赤裸々に描写した。本作は与謝蕪村がうどん好きだったという逸話から描いた。句聖にも親近感を抱くユーモアにあふれる。

谷本重義(たにもと しげよし 1929~2022)「豊穣の木の下で」1993年(平成5)130.3×162.0㎝

 高松市生まれ。1953 年(昭和28)武蔵野美術学校を卒業。1959 年自由美術家協会会員。1973 年、具象画の最高峰の賞である第16 回安井賞を受賞。1987 年サロン・ド・パリ展パリ大賞受賞。2001 年(平成13)香川県文化功労者。香川県美術家協会会長を歴任するなど、香川県の美術界をけん引した。社会の闇やシャーマニスティックな激しさといった心の極致を描いてきたが、晩年にはそれらが成熟し、温和な幸福を願う世界へと変化をとげた。

平山郁夫(ひらやま いくお 1930~2009)「黎明讃岐路四国霊場八十八番大窪寺」1994年(平成6)172.0×546.0㎝

鑑賞する様子(2023年4月)

 広島県尾道市瀬戸田町生まれ。1952 年(昭和27)東京美術学校日本画科を卒業。1964 年日本美術院同人となり、以後東京藝術大学での後進の育成や文化財保護活動にも力を注いだ。本作は、4 年にわたり県内各地を訪れ、描いた作品のなかで最も大作である。東から夜明けの光が当たる山の端や木々は柔らかな黄金に輝き、緑の山々にいだかれるように大窪寺が佇む様子が描かれている。

関連イベント

ミュージアム・トーク

担当学芸員が展示内容についてわかりやすく解説します! ※無料(要観覧券)

日 時:2026年5月24日(日曜日)、6月7日(日曜日)、6月27日(土曜日) 各日14:00より

会 場:常設展示室4・5(2階)

ボランティアによるトーク

当館ボランティアが展示内容について紹介します! ※無料(要観覧券)

日 時:2026年6月20日(土曜日)、6月27日(土曜日)、6月28日(日曜日)、7月5日(日曜日) 各日11:00より

会 場:常設展示室4・5(2階)