展覧会

最終更新日:2026年4月3日
常設展
開催中
特別展連携企画

江戸写実の精華 ―高松藩の博物図譜

2026年4月8日(水曜日)から2026年5月17日(日曜日)
(前期: 4月8日(水曜日)から4月27日(月曜日)、後期 :4月28日(火曜日)から5月17日(日曜日))
*前期と後期で各帖の場面替を行います。
常設展示室1

「衆鱗図」を含む4種類の博物図譜を公開

江戸時代中期に博物学が盛んになると、魚や植物、鳥を写した図譜が多くの藩で作られました。高松藩もその1つであり、高松藩を治めた高松松平家には「衆鱗図(しゅうりんず)」、「衆禽画譜(しゅうきんがふ)」、「衆芳画譜(しゅうほうがふ)」、「写生画帖(しゃせいがじょう)」が伝わります。5代藩主・松平頼恭(よりたか)(1711~71)が制作を命じたと考えられており、その精密さは江戸時代を代表するものといえます。
本展では、特別展「極・写実―ホキ美術館ベストセレクション」の連携企画として、高松松平家に伝わった博物図譜の全4種類を展示し、それぞれの図譜の特徴を紹介します。植物、鳥、魚の精密な表現に着目し、江戸時代の人々が自然をどのように描きとったのか、ぜひご覧ください。
江戸写実の精華 ―高松藩の博物図譜

会期

2026年4月8日(水曜日)から2026年5月17日(日曜日)
(前期: 4月8日(水曜日)から4月27日(月曜日)、後期 :4月28日(火曜日)から5月17日(日曜日))
*前期と後期で各帖の場面替を行います。

開館時間

午前9時から午後5時

夜間開館日(4月29日(水曜日・祝日)~5月6日(水曜日・休日))は午前9時から午後8時まで

(入館はいずれも閉館の30分前まで)

休館日

会期中無休

会場

香川県立ミュージアム(高松市玉藻町5-5)
常設展示室1

観覧料

一般500円、団体(20名以上)400円

  • 高校生以下の方、香川県在住の65歳以上の方、障害者手帳・特定医療費(指定難病)受給者証・小児慢性特定疾病医療費受給者証等の提示者とその介護者の方は無料。

関連イベント

ミュージアムトーク

展示内容について担当学芸員がわかりやすくお話しします。

日時2026年419日(日曜日)午後1時30分より、
2026年59日(土曜日)午後2時より
会場2階常設展示室1
参加料無料(別途観覧券が必要)
申込不要

写実(リアル)de ナイトトーク

夜間開館中、展示内容について担当学芸員がわかりやすくお話しします。

日時2026年429日(水曜日・祝日)
2026年56日(水曜日・休日)
いずれも午後6時30分より
会場2階常設展示室1
参加料無料(別途観覧券が必要)
申込不要

学芸講座「高松藩の博物図譜」

日時2026年426日(日曜日)
午後1時30分から午後3時
会場地下1階研修室
定員72名
参加料無料
申込期間3月21日(土曜日)~(※定員になり次第終了します)
申込方法当館ウェブサイトの申込フォーム、電話(087-822-0247)

展示品

「衆鱗図」第一帖 「鯛 牡(おす)※前期展示予定

  • 鱗まで一枚一枚丁寧に描く魚の図鑑
  • 高松藩5代藩主・松平頼恭の事績を記した「増補穆公遺事(ぞうほぼっこういじ)」によると、魚図は世に比類のないほど精密であったため、第10代将軍・徳川家治(いえはる)に献上したとの記録が残る。現存する「衆鱗図」を見ても、魚の表面に銀箔を使用する点、それぞれを輪郭線で切り取って台紙に貼り付ける点など、非常に手の込んだ作りといえる。
「衆鱗図」第一帖 「鯛 牡」

「衆禽画譜」水禽(すいきん) 「ボトシギ(右)、モカモ(左)」  ※前期展示予定

  • 細やかな彩色が特徴の鳥の図鑑!
  • 「衆禽画譜」は「水禽」と「野鳥」の2帖から成り、「水禽」には、雁(がん)や鴨(かも)、鷸(しぎ)、アイサといった水辺の鳥が収録される。「野鳥」にはハマスズメやホアカなどの小型の山野鳥から画眉鳥(がびちょう)や孔雀鳩(くじゃくばと)といった外来鳥まで確認できる。
  • 羽一枚一枚に細かな彩色が施されており、実物観察を重視した頼恭の方針がよく表れた図譜といえる。
「衆禽画譜」水禽 「ボトシギ(右)、モカモ(左)」

「写生画帖」菜蔬(さいそ) 「をらんだだいこん」 ※後期展示予定

  • 漢名や見分け方が書き込まれた植物の図鑑!
  • 「写生画帖」は「雑草」、「雑木」、「菜蔬」の3帖から成り、植物に関する中国での情報が書き込まれている点が特徴である。「写生画帖」は長崎に持ち込まれ、中国の商人によって漢名などの確認が行われた。博物学が盛んになった18世紀の時代背景をあらわした資料として、非常に重要な画帖といえる。
「写生画帖」菜蔬 「をらんだだいこん」

「衆芳画譜」花卉(かき) 「カノコユリ(右)、ヲニユリ(中)、クルマユリ(左)※後期展示予定

  • 細やかな彩色が特徴の鳥の図鑑!
  • 「衆芳画譜」は「薬草」、「薬木」、「花卉」、「花果」の4帖から成る。図の総数は674にも及び、付札には植物の俗称や漢名が記される。
  • 今回展示する「花卉」は、観賞用に栽培された植物が中心に収録されている。江戸時代の中期には園芸が盛んになり、アサガオやユリをはじめとして多くの品種が観賞用に改良されていった。
「衆芳画譜」花卉(かき) 「カノコユリ(右)、ヲニユリ(中)、クルマユリ(左)」

すべて高松松平家歴史資料(当館保管)