名品選

最終更新日:2026年2月26日

梅樹
ばいじゅ

作者
馬場不二(ばば ふじ、1906-1956)
時代
昭和29年(1954)
品質・員数
紙本彩色 1面
法量(cm)
縦180.0 横240.0
分類
絵画(国内)
収蔵番号
BK1#00397

解説

黄土色を背景に、花を咲かせた梅の樹をダイナミックに描いている。江戸時代の狩野派が描く障壁画の迫力と、琳派のような平明性を併せ持つ一方、さらに大胆な構図と色の組み合わせが現代的である。戦後の日本絵画において、油彩のような厚塗りが流行するなか、伝統的な日本絵画を踏まえつつ、斬新な表現で描いた。
作者は高松市生まれ。大正12年(1923)、香川県立工芸学校(現・香川県立高松工芸高等学校)を卒業。昭和3年(1928)、東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科を卒業後、革新的な日本絵画を創造した郷倉千靭に師事し、作者も新しい日本絵画を目指した。本作は第39回日本美術院展(院展)で、最優秀賞である日本美術院賞・大観賞を受賞した。