名品選

最終更新日:2026年1月31日

金彩遊禽水指
きんさい ゆうきん みずさし

作者
北原千鹿(きたはら せんろく、1887-1951)
時代
昭和15年頃(1940頃)
品質・員数
真鍮、金、鍛金、彫金 一口
法量(cm)
高10.0 径20.0
分類
工芸
収蔵番号
BK1#01441

解説

茶道具の水指の表面には、柳だろうか、風を受けて、さらさらとそよぐ枝葉の間から水辺を優雅に泳ぐ水鳥が見える。「遊禽」とは、水辺などで遊ぶ鳥のこと。金属の表面に文様や装飾を彫る彫金技法によって細やかに表現されている。
作者は香川県立工芸学校(現・香川県立高松工芸高等学校)金属彫金科を経て、東京美術学校(現・東京藝術大学)金工科を卒業した。昭和2年(1927)には、北原の弟子を中心とした若手金工家とともに「工人社(こうじんしゃ)」を結成し、自由な工芸を掲げて活動を展開した。巧みな彫金技法と豊かな造形感覚によって、金工界に大きな影響を与えた。