名品選

最終更新日:2026年2月23日

甘露軍荼利
かんろぐんだり

作者
白髪一雄(しらが かずお、1924-2008)
時代
昭和48年(1973)
品質・員数
油彩、カンヴァス・1面
法量(cm)
縦227.0 横182.0
分類
絵画(国内)
収蔵番号
BK1#00481

解説

深い紺地に同じ紺や白の絵の具が、円を描くように混ざり合っている。甘露軍荼利は密教における五大明王の一尊であり、また甘露とはインド神話では不死の霊薬で、神々の力を集めて大海を攪拌することによって作り出されるという。床にキャンバス(麻布)を広げ、そこに足で描いた作品である。大きく全身を動かすことで、激しくうねった動きのある画面を生み出している。
作者は兵庫県生まれ。昭和23年(1948)、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)で日本画を学び、卒業後、洋画に転じた。戦前から前衛作家として活動していた吉原治良(よしはら じろう)が、昭和29年に阪神の若手作家らを中心に結成した「具体美術協会」。作者は昭和30年から会員として加わり活躍した。