名品選

最終更新日:2026年2月23日

ひろがり
ひろがり

作者
藤川栄子(ふじかわ えいこ、1900-1983)
時代
昭和51年(1976)
品質・員数
油彩、カンヴァス・1面
法量(cm)
縦146.5 横113.0
分類
絵画(国内)
収蔵番号
BK1#00516

解説

窓枠の向こうに広々とした広場と林、山並みの景色が広がる。広場にはヘンリー・ムーアの彫刻があり、傍らに2人が佇(たたず)んでいる。作者はピカソやモンドリアンなどのさまざまな画風に挑んだが、晩年には穏やかな色彩と筆致で幻想的に描く境地を拓いた。
作者は高松市生まれ。香川県立高松高等女学校(現・高松高等学校)を卒業し、奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)に学び、上京した。文部省美術展覧会(文展)の洋画部門に対して新進作家が、大正3年(1914)に設立した団体の「二科展」に昭和2年(1927)に初入選した。以降、主に二科展で活躍した。昭和21年(1946)には、画家・三岸節子(みぎし せつこ)らとともに、女流画家の地位向上と新人の登竜門を目的として「女流画家協会」を創立するなど、日本における「女流洋画家の草分け」として知られている。