名品選

最終更新日:2026年2月26日

武士は食わねど高楊枝
ぶし は くわねど たかようじ

作者
流政之(ながれ まさゆき、1923-2018)
時代
平成元年(1989)
品質・員数
花崗岩 1点
法量(cm)
高166.0 幅60.0 奥行50.0
分類
彫刻
収蔵番号
BK1#01158

解説

先端に向かって細くなる姿が印象的な彫刻である。「武士は食わねど高楊枝」とは、武士の清貧や体面を重んじる気風、貧しくても気位を高く持ち、泰然としていることを例えたものである。貧しく食事ができなくとも、食事をしたかのように楊枝を使ってみせる。この作品の、先端に向かって細くなる様子は、刀にも楊枝にも見える。
長崎県生まれの作者は昭和34年(1959)に初めて四国に渡り、翌年、庵治(あじ)石(花崗岩)の産地である庵治村(現・高松市)で、優れた石切りの技術を備えた石職人らと制作を始めた。ニューヨークの世界貿易センタービルのシンボルとして、ビルの広場に作品「雲の砦」が設置されたが、2001年のアメリカ同時多発テロ事件を受けてによって撤去されている。