名品選

最終更新日:2026年1月31日

籃胎蒟醬網代編飾箱
らんたい きんま あじろあみ かざりばこ

作者
大谷 早人(おおたに はやと、1954-)
時代
平成6年(1994)
品質・員数
漆 1合
法量(cm)
縦27.5 横21.0 高8.0
分類
工芸
収蔵番号
BK1#01449

解説

蓋表には蒟醬(きんま)技法によって、水中で泳ぐカレイが描かれる。側面には紫色のグラデーションとなるように竹ひごで波の文様が編まれ、蓋表の波と合わせたダブルイメージでカレイが漂う波間の情景が、箱全体に表現されている。
作者は高松市生まれ。香川県立高松工芸高等学校、香川県漆芸研究所で漆芸技法を学んだ後、蒟醬の太田 儔(おおた ひとし)に師事。竹ひごで編んだ素地に漆を塗り重ね、蒟醬で文様をあらわす籃胎蒟醬の技法を学ぶ。令和2年(2020)重要無形文化財「蒟醬」保持者認定。
籃胎の編目を表現として生かしつつ、蒟醬で編目に呼応した模様の展開や、竹ひごと同じ色調の漆を用いた色埋めを行う等、籃胎と蒟醬を調和させた作品で、新たな世界を切り拓いている。