蒟醬存清林間飛翔箱 きんま ぞんせい りんかん ひしょう はこ 作者 磯井 正美(いそい まさみ、1926-2023) 時代 昭和60年(1985) 品質・員数 漆 1合 法量(cm) 縦30.3 横19.0 高12.2 分類 工芸 収蔵番号 BK1#01285 もっと見る もっと見る 解説 アサギマダラの輪郭や細部は、沈金(ちんきん:漆面に文様を彫って金銀の箔や粉を埋め込む技法)を加えた存清(色漆で描いた文様のまわりや細かいところを彫って形を整える技法)で、翅(はね)のアサギ色の部分は、点彫りの沈金で表す。背景は丸刀で粗く彫り、彩漆を数十回薄く塗って埋め、研ぎ出している。作者は高松市生まれ。父・如真(じょしん)が、外地から帰還してくる作家を救済するために設立した漆器製造会社の大同工芸美術社で、漆芸の技術を学んだ。昭和60年(1985)、重要無形文化財「蒟醬」保持者認定。本作は、第32回日本伝統工芸展入選作。科(しな)ベニヤを貼り重ね成形した素地「積層」や、見る角度によって描いた文様が見え隠れする「吸い上げ」、点彫りを応用し、にじんだような色合いを生み出す「往復彫り」など、独自の技法を創案し、表現領域を広げた。 関連作品 乾漆飾壺「薫風婉然」 金彩遊禽水指 太刀 銘 真守造 源内焼 緑釉万国図皿 作品をさがす リセット キーワード検索 分類 すべて 絵画(国内) 絵画(国外) 彫刻 工芸 書 デザイン 民俗資料 その他 指定区分 すべて 国宝 重要文化財 重要美術品 県指定 市町指定 検索
解説
アサギマダラの輪郭や細部は、沈金(ちんきん:漆面に文様を彫って金銀の箔や粉を埋め込む技法)を加えた存清(色漆で描いた文様のまわりや細かいところを彫って形を整える技法)で、翅(はね)のアサギ色の部分は、点彫りの沈金で表す。背景は丸刀で粗く彫り、彩漆を数十回薄く塗って埋め、研ぎ出している。
作者は高松市生まれ。父・如真(じょしん)が、外地から帰還してくる作家を救済するために設立した漆器製造会社の大同工芸美術社で、漆芸の技術を学んだ。昭和60年(1985)、重要無形文化財「蒟醬」保持者認定。本作は、第32回日本伝統工芸展入選作。
科(しな)ベニヤを貼り重ね成形した素地「積層」や、見る角度によって描いた文様が見え隠れする「吸い上げ」、点彫りを応用し、にじんだような色合いを生み出す「往復彫り」など、独自の技法を創案し、表現領域を広げた。