名品選

最終更新日:2026年1月28日

獅子置物 銘鳩渓
ししおきもの めいきゅうけい

作者
脇田舜民(わきた しゅんみん、生没年不明)
時代
江戸時代 18世紀
品質・員数
陶器 1基
法量(cm)
奧27.0 幅14.5 高25.0
分類
工芸
収蔵番号
MY0#00373

解説

鞠(まり)に右前足を置き、首をかしげた獅子をかたどった源内焼の置物である。
源内焼は、志度(しど、現香川県さぬき市)出身で、科学や文学など多様な分野で活躍した平賀源内(1728-1779)が故郷で始めたとされる焼物である。色や模様に特徴がある。
獅子のたてがみや体表の毛が丁寧に表現され、全体の均衡もよくとれている。目や鼻、牙などの造形もしっかりしているが、獅子の表情に恐ろしさはなく、面白みがある。
胸の部分に源内の号(別名)である「鳩渓(きゅうけい)」の銘が刻まれ、底には「舜民」の銘がある。「舜民」は脇田舜民のことで、源内焼の陶工として名前が知られる人物のひとりである。源内焼には本作品のように源内の別名「鳩渓」の銘を刻んだものがある。