名品選

最終更新日:2026年2月25日

脇差 銘 讃州住盈永
わきざし めい さんしゅうじゅうみつなが

作者
讃岐国 盈永(さぬきのくに みつなが、?-1825)
時代
寛政9年(1797)
品質・員数
刀剣 1口
法量(cm)
刀身 刃長55.6 反り1.0 全長71.1 拵 全長76.2
分類
工芸
指定区分
高松市指定
収蔵番号
MY0#00333

解説

脇差とは短めの刀のことで、江戸時代の武士が身につける長い刀と一組にされたほか、武士以外の身分の者が身につける太刀でもあった。
太刀の反りは時代ごとに変化し、特徴を示している。この太刀の反りはやや小さく、江戸時代前期(17世紀後半)の特徴のひとつである。刀身には2本の平行する溝が彫られており、これを二筋樋(ふたすじび)という。
この脇差の作者・盈永は、江戸時代後半(18世紀末-19世紀初)に活躍した刀工で、大坂で太刀を造る技術を学び、讃岐国(現香川県)へ戻って高松藩主に召し抱えられた。江戸時代の記録から、盈永は高松城内に呼ばれ、藩主の前で太刀を造ったことが分かっている。
この脇差は太刀の外装である「拵」(こしらえ)とともに伝わっている。この拵には、高松藩主松平家の家紋「丸に三葵紋」の金具が付いている。