名品選

最終更新日:2026年1月28日

霊元天皇宸翰古歌御懐紙
れいげんてんのう しんかん こか おんかいし

作者
霊元天皇(れいげんてんのう、1654-1732)
時代
江戸時代 17世紀後半-18世紀前半
品質・員数
紙本墨書・1幅
法量(cm)
縦32.8 横48.5
分類
指定区分
重要美術品
収蔵番号
MY0#00013

解説

宸翰とは、天皇が自ら記した書のこと。本作品は『新古今和歌集』に収められている慈円僧正(じえんそうじょう)の和歌を霊元天皇が懐紙(かいし・ふところに入れる紙)に記したもので、高松藩主松平家に伝わったもの。霊元天皇は後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の第19皇子。急逝した後光明天皇(ごこうみょうてんのう)の後継者として育てられ、後西天皇(ごさいてんのう)から皇位を譲られて即位した。父である後水尾上皇の指導のもと、儀式等の先例を学ぶ有職故実や和歌などの学問を好み、優れた歌人として知られている。戦国時代(16世紀)に断絶した朝廷儀式の復興にも尽力した。

みやまちや/いつより秋の/色ならむ/みさりし雲の/ゆふくれ/のそら
大意:深山の路ではいつから秋の気配がするのだろう。見たことのない雲のかかる夕暮れ空が広がっている。