名品選

最終更新日:2026年1月28日

後陽成天皇宸翰御消息
ごようぜいてんのう しんかん おんしょうそく

作者
後陽成天皇(ごようぜいてんのう、1571-1617)
時代
安土桃山時代 16世紀後半-17世紀初め
品質・員数
紙本墨書 1幅
法量(cm)
縦16.0 横42.4
分類
指定区分
重要美術品
収蔵番号
MY0#00008

解説

連歌(和歌の上の句と下の句を交互に連ねていく遊び)の発句の添削を依頼する書状で、後陽成天皇の宸翰(天皇が自ら記した書)とされる。宛先の「三殿」は天皇と親交があった毘沙門堂(びしゃもんどう)の僧の3級を指すと考えられている。
天皇は「今朝そみん霜をみとりの洞の松」(大意:今朝、緑に茂る洞のある松に霜を見よう)の横に「さかふるや霜に」と書き込みをし、どちらが良いか判断をたずねている。
後陽成天皇は正親町 (おおぎまち) 天皇の皇子誠仁 (さねひと) 親王の第1子であり、天正14年(1586)に即位。日本・中国の古典などの学問に優れていたことで知られる。
水戸藩主徳川家から高松藩主松平家初代頼重(よりしげ)に贈られたもの。