名品選

最終更新日:2026年1月28日

花園天皇宸翰御消息
はなぞのてんのう しんかん おんしょうそく

作者
花園天皇(はなぞのてんのう、1297-1348)
時代
鎌倉時代 正慶元年(1332)
品質・員数
紙本墨書 1幅
法量(cm)
縦29.0 横91.0
分類
指定区分
重要文化財
収蔵番号
MY0#00005

解説

宸翰とは天皇が自ら記した書をいう。花園天皇は書の名手として知られる伏見天皇の第3皇子で、自身も書にすぐれていたほか、日本・中国の古典や仏教を深く学んだ。
本資料は花園天皇自筆の書状で、楠木正成(くすのきまさしげ)の挙兵をはじめとする戦乱を鎮めるために行われた熾盛光法(しじょうこうほう)という仏教の祈祷の準備について記したもの。祈祷が行われた時期などから正慶元年(1332)に弟の尊円法親王へあてて書かれたと推定され、時期・内容などから国宝「三朝宸翰」(前田育徳会蔵)と一連のものとみられている。
水戸藩主徳川家2代の光圀(みつくに)から兄である高松藩主松平家初代の頼重(よりしげ)へ贈られたとされる品のひとつ。