名品選

最終更新日:2026年1月28日

清拙正澄墨蹟 平心字号
せいせつしょうちょうぼくせき へいしんじごう

作者
清拙正澄(せいせつしょうちょう、1274-1339)
時代
鎌倉時代 嘉暦3年(1328)
品質・員数
紙本墨書 1幅
法量(cm)
縦31.5 横63.7
分類
指定区分
重要文化財
収蔵番号
MY0#00004

解説

13世紀後半~14世紀後半にかけて、中国から多数の禅僧が日本に招かれて教えを伝えた。清拙正澄は月江正印(げっこうしょういん)の実弟であり、嘉暦元年(1326)に来日し北条氏の招きで建長寺、浄智寺、円覚寺の住持を務め、鎌倉幕府の滅亡後は後醍醐天皇に招かれて建仁寺、南禅寺の住持を歴任した。
本資料は、弟子に対して号(ごう)と偈頌(げじゅ)と呼ばれる仏教の教えを述べた詩を書き与えた、字号と呼ばれる文書を切断した後半部分にあたる。弟子の平心処斎(へいしんしょさい、1287-1369)の号「平心」を記した後の、偈頌の部分である。
もと徳川将軍家の所蔵であり、寛永13年(1636)に徳川将軍家2代秀忠(ひでただ)から小堀政一(こぼりまさかず、”遠州”として知られる)へ贈られ、最終的に高松藩主松平家に伝わったとされる。