法華経 ほけきょう 作者 - 時代 平安時代 12世紀 品質・員数 紙本墨書(表紙)紫紙銀切箔散 8巻 法量(cm) (巻1)縦25.2 全長954.5(巻2)縦25.3 全長1110.4(巻3)縦25.4 全長1042.3(巻4)縦25.4 全長917.0(巻5)縦25.2 全長992.2(巻6)縦25.3 全長961.3(巻7)縦25.5 全長894.0(巻8)縦25.3 全長802.4 分類 書 指定区分 重要文化財 収蔵番号 MY0#00002 もっと見る もっと見る 解説 仏教経典のひとつである『法華経』は平安時代には王朝貴族のあいだに広く受容された。とりわけ「悪人や女人も成仏できる」と説く教えは、人々の信仰を強く惹きつけ、経典の書写が盛んに行われた。経典の書写は功徳を積む行為とされ、財を惜しまず華麗に荘厳(しょうごん)された。この経巻もその一例であり、全8巻が揃って伝来し貴重である。経文(きょうもん)は上質な料紙(りょうし)に、銀の界線内に記され、1字1字は細く端正に運筆されている。界線上下の余白に、飛翔する天人、霞(かすみ)、蓮池、花鳥、草木などが銀泥(ぎんでい)で軽やかに描かれる。さらに経文の下にも草木や蝶、鳥、風に舞う蓮の花びらが描き込まれ、文中には朱の句読点や訓点が施され、実際に読誦(どくじゅ)されたことが想像できる。各巻冒頭に付された紫色の見返しには、金銀の切箔(きりはく)を散らす中に、銀を主体に白緑・緑青・群青・朱などの彩色で、釈迦の説法(せっぽう)場面など仏教説話が優美に描かれている。巻末に「志ん女かく」などの奥書があることから、制作に女性が関与した可能性が指摘されている。高松藩主松平家に伝来した。 関連作品 後水尾天皇宸翰御加筆 後水尾天皇宸翰古歌御色紙 後西天皇宸翰御懐紙(詠春動物和歌) 瑜伽師地論 巻第六十一 作品をさがす リセット キーワード検索 分類 すべて 絵画(国内) 絵画(国外) 彫刻 工芸 書 デザイン 民俗資料 その他 指定区分 すべて 国宝 重要文化財 重要美術品 県指定 市町指定 検索
解説
仏教経典のひとつである『法華経』は平安時代には王朝貴族のあいだに広く受容された。とりわけ「悪人や女人も成仏できる」と説く教えは、人々の信仰を強く惹きつけ、経典の書写が盛んに行われた。経典の書写は功徳を積む行為とされ、財を惜しまず華麗に荘厳(しょうごん)された。この経巻もその一例であり、全8巻が揃って伝来し貴重である。
経文(きょうもん)は上質な料紙(りょうし)に、銀の界線内に記され、1字1字は細く端正に運筆されている。界線上下の余白に、飛翔する天人、霞(かすみ)、蓮池、花鳥、草木などが銀泥(ぎんでい)で軽やかに描かれる。さらに経文の下にも草木や蝶、鳥、風に舞う蓮の花びらが描き込まれ、文中には朱の句読点や訓点が施され、実際に読誦(どくじゅ)されたことが想像できる。
各巻冒頭に付された紫色の見返しには、金銀の切箔(きりはく)を散らす中に、銀を主体に白緑・緑青・群青・朱などの彩色で、釈迦の説法(せっぽう)場面など仏教説話が優美に描かれている。
巻末に「志ん女かく」などの奥書があることから、制作に女性が関与した可能性が指摘されている。
高松藩主松平家に伝来した。