施設概要

最終更新日:2026年2月27日

香川県立ミュージアムは、香川県歴史博物館と香川県文化会館の美術部門を統合して2008年(平成20年)にリニューアルした総合ミュージアムです。
設立の背景には、香川の歴史や文化を体系的に学べる拠点づくりや、高松松平家の貴重なコレクションを収蔵するという役割がありました。開館後は展示や調査研究を通して、地域の文化を幅広い視点から発信しています。
また、分館として、瀬戸内地方の民俗の調査・収集・展示をおこなう瀬戸内海歴史民俗資料館や、文化芸術活動に活用できる香川県文化会館があります。

香川県立ミュージアムの特徴

高松城東ノ丸跡の石垣

当館は高松城東ノ丸の跡地に建てられました。高松城の石垣は大正時代に埋め立てられましたが、香川県歴史博物館(現・県立ミュージアム)を建てる時の発掘調査で発見されました。石垣の下側は発掘時に見つかった1671年頃の石垣で、上側は近くの石垣を参考に元の高さを再現したものです。
石垣の周囲には水を張り、お掘りのようなデザインにしています。

弘法大師空海

展示室は、京都・東寺の灌頂院(かんぢょういん)をモデルに設えた厳かな雰囲気。物語性のある空間で、空海の誕生から唐での密教の修行、帰国後の功績までを一気に俯瞰することができます。展示は、当館収蔵の資料に加え、国宝・重要文化財の忠実な複製資料を組み合わせて構成。いずれも精緻な複製で、密教法具の美と機能を間近に見ることができます。

イサム・ノグチ

世界的に活躍した彫刻家イサム・ノグチは、良質な石の産地である香川県高松市牟礼町に魅力を感じ、アトリエを構えました。以降、牟礼のアトリエは、ノグチが日本で制作をする際の本拠地となります。当館はノグチの20代から晩年の彫刻作品23点とプロダクトデザイン製品33点のコレクションを収蔵し、図書コーナーや常設展示室で定期的に紹介しています。

エントランスホール

東西にある入口を入ると3階までの吹き抜けが開放的なエントランスホールがあります。木を使用した落ち着きのあるインテリアが特徴で、格子窓や丸窓など日本建築の伝統的な意匠を取り入れています。ロビーには日本のモダニズム建築をリードしてきた建築家・大江宏(おおえひろし)、建築家・坂倉準三(さかくらじゅんぞう)、インテリアデザイナー・剣持勇(けんもちいさむ)がデザインした家具が展示されており、実際に利用することもできます。

ミュージアムについて